マイかごカバー開発秘話
開発の経緯をお話します。
開発秘話
マイかごカバーを作ろうと思ったわけ
私は以前、家計簿をつける会に入会していました。その会では環境家計簿をはじめ、節電、節水など、地球温暖化対策を各家庭からやるという取り組みをしてました。
始めは、私・・あまり環境への意識が薄かったのですが、熱心な主婦の会に刺激され、まずは取り掛かりやすいマイバッグ持参をやってみることにしました。
私に続けられる?
マイバッグ持参・・・スーパーへ持っていくことを忘れてしまう。これは、習慣になっていないからかもしれませんが、持参しようと思っていても私は良く忘れていました。折りたたんで小さくしてしまうと、意識が薄れるのでしょうね、なかなか習慣になりませんでした。
ざっくりな私でも続けられることとなると、マイバッグは私のライフスタイルには合わないように思えていました。
カゴって便利かも!!
ある日のこと、スーパーで私の前のお客さんが自分のカゴをレジの人にあずけているのを見ました。レジで精算後は、袋への詰め替えは不要。しかもカッチリしていて、たくさん入る。
案外いいのかも?と思え、早速買ってみました。試してみての感想は、とっても楽。
カゴはバッグと違って、口が広いので物が入れやすい。大きいので目について忘れにくい。持ちやすいので、車での買い物には最適。私はバッグよりもカゴの方が使いやすいと実感したのです。
カゴに抵抗感
カゴって、便利!を実感したものの、たとえ駐車場の車に行く間だけでも、カゴの中身が見えるのに、私には抵抗感を覚えました。何だか嫌な感じ。見た目にお洒落じゃないし・・。皆さん、抵抗感ないのかな~
私はとにかく買い物のたびにカゴの中身を何とかして隠したい気分でした。
理解されない
当時(平成16、17年頃)車で2時間ほどかけ月に1回 岡山発明研究会に通っていた私は、考案したものを毎月発表をしていました。
そのころは、地域によってはレジ袋の使用が当たり前のところが多く、「自分のカゴがスーパーとカゴと間違われたりしないのか?」などの意見もあり、マイカゴをスーパーへ持参することはなかなか理解されていませんでした。
それから、3年ほど経つと徐々にマイバッグ持参運動が全国的に広がってきました。やっとマイバッグやマイかごを持参することが認識されるようになりました。
試作開始
試作は布地カバー
試作は、カゴの外を布地で覆うことから。問題になったのは、カゴのフタをどのように開け閉めするか?
フタを巻物のように巻くという方法も考えてみたのですが、レジでモタついては、後ろに並ぶ人の迷惑になります。ワンタッチで開け閉めできなくては、いけません。
私がこれならイケると思ったのは、買い物前はフタをカゴの側面に折って保持し、レジで精算を済ませた後に、側面のフタを引っ張りワンタッチでフタをする方法です。
始めは布バージョンを作ってみました。